「分割払いでお願いします」
カウンターでそう言われたとき、Squareで応えられるのかどうかは気になるところですよね。
高いコースを扱っているから、一括だけだと売り逃がしそう
店頭のカード決済は一括だけですが
Square請求書を使えば代金を複数回に分けて受け取れます
ので、高額商品を扱うお店でも売り逃がしにはなりません。
しかもこの方法なら、お客さまにカード会社の分割手数料がかかりません。
お店に入るお金のほうも、回数を分けた分だけ待たされるわけではなく、支払いを受け付けるたびに通常どおりの振込サイクルで入ってきます。
Squareで代金を分けて受け取る方法は、大きく4つです。
- お客さまにカード会社であとから分割へ変えてもらう
- Square請求書の支払いスケジュールで2回以上に分けて請求する
- 定期請求書を自動送信して毎月受け取る
- Squareサブスクリプションやリンク決済で自動引き落としにする
- 高額の商品やコースを売り切りたいお店
→Square請求書の支払いスケジュール - 月謝や会費など毎月同じ額を受け取るお店
→定期請求書かSquareサブスクリプション - 手続きを増やしたくないお店
→お客さま自身のあとから分割
Squareは月額固定費も初期費用もかからないので、どの方法を使うことになっても追加のコストは発生しません。
Squareの決済手数料と受け付けられる支払い方法を公式サイトで確かめる
- Squareの店頭決済で選べる支払い回数
- お客さまがあとから分割やボーナス払いに変えられる条件
- Square請求書で分割決済をするやり方と分けられる回数
- 方法ごとの決済手数料と、10万円を分けたときの実額
- Squareの端末代を12回払いにする方法
Squareの分割払いは店頭のカード決済では選べず一括のみになる

Squareの決済で選べる支払い回数はどの手段でも1回だけ
Squareが取り扱うのは一括払いだけです。
決済したときに、取引金額の全額がお客さまのカードへ請求されます。
お会計の場面での分割払いやボーナス一括払いは、Square側の支払いオプションとして用意されていません。
これはカードブランドによる差でもなく、支払い手段による差でもありません。
| お会計での支払い手段 | 選べる支払い回数 |
|---|---|
| クレジットカード (差し込み・タッチ決済) | 1回のみ |
| 電子マネー | 1回のみ |
| QRコード決済 | 1回のみ |
| Square 請求書 (オンライン) | 1回のほか複数回に分けて 請求できる |
Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover、UnionPayのどれで支払われても、レジ側の扱いは同じ一括です。
逆にいうと、ブランドごとに「このカードは分割できない」と覚え分ける必要がなく、スタッフへの引き継ぎがひとことで済みます。
お客さまがあとから分割やリボに変えられる仕組みとボーナス払いとの違い
レジで一括として処理されたあと、お客さまがご自身でカード発行会社に連絡して、分割払いやリボ払いへの変更を申し込める場合があります。
カード会社のアプリや会員サイト、電話窓口からの手続きになります。
お店側の作業はゼロで、売上の入り方も一括のまま変わりません。
変更できるかどうか、利息や手数料がいくらになるかを決めるのはカード発行会社で、Square側から依頼したり変更を保証したりすることはできない仕組みです。
気をつけたいのは、ボーナス払いの扱いが分割払いやリボ払いとは別だという点です。
あとからボーナス払いへ変えられるかどうかは、カード会社によってはっきり分かれます。
| カード会社 | あとからボーナス一括払い | あとから分割払い |
|---|---|---|
| ビューカード | 会員サイトから変更できる (受付締切あり・対象外期間あり) | 変更できる |
| 楽天カード | 変更を受け付けていない | 3回から36回まで 変更できる |
ビューカードの場合は、利用後にVIEW’s NETから手続きでき、最初の受付締切日までという期限があります。
6月6日から7月5日までの利用分と、11月6日から12月5日までの利用分は、ボーナス一括払いへの変更ができません。
楽天カードはボーナス払いへのあとからの変更を受け付けていない一方で、分割払いなら3回から36回まで選べます。
一括だけだからこそ売上は最短翌営業日でお店に入る
お客さまがあとから分割やリボに変えても、お店に入る売上は一括のままです。
お客さまがカード会社へ何回かけて返すことにしたとしても、その分をお店が待つ形にはなりません。
振込のタイミングは、みずほ銀行と三井住友銀行を登録していれば翌営業日、地方銀行や信用金庫、ゆうちょ銀行などなら毎週金曜日です。
振込手数料はSquareが負担するので、どの金融機関を指定しても受け取り額は変わりません。
分割払いに対応した端末では、ボーナス払いで受けた売上の入金が夏や冬のボーナス時期まで持ち越され、決済から半年以上あとになることがあると言われています。
年末に30万円の商品が売れて、その代金が翌年の夏まで入ってこないとなると、仕入れも家賃も先に出ていく側だけが残ります。
お会計の選択肢がひとつ減る代わりに、来月の資金繰りが読める状態を持てるのがSquareの形です。
高額の商品を扱うお店がSquareで取りこぼさない伝え方
お客さまから分割を求められたときに困るのは、支払い回数そのものより「断られた」と受け取られてしまうことです。
用意しておく言い方は2通りで足ります。
①その場で一括を選んでもらう場合
お会計は1回払いでのお預かりになりますが、カード会社さまのサイトからあとで分割に変更いただけることが多いです
お店側の手続きは何も増えず、その場で会計が終わります。
②回数を分けて受け取る場合
2回に分けてのお支払いもできます。メールかSMSで請求書をお送りしますので、そちらからお願いします
こちらはカード会社の分割手数料がかからないので、お客さまにとっては総額が増えません。
「分割できません」と言い切らずに済む逃げ道が2本あるだけで、高額商品の商談は最後まで運べます。
請求書もリンク決済も、月額の固定費なしで最初から使えます。
請求書もリンク決済も月額0円で使えるSquareのアカウントを公式サイトで見ておく
Squareの分割払いに代わる分けて受け取る方法と手数料

Square請求書の支払いスケジュールで分割決済をするやり方
Square請求書には、初回入金を先に設定して、残りを別のタイミングで請求できる支払いスケジュールという機能があります。
Square データ、Square請求書アプリ、サービスモードを有効にしたSquare POSレジアプリのどれからでも設定できます。
①請求書を新しく作る
Square データにログインして、注文と支払いから請求書へ進み、お客さまの情報と品目を入れます。
②支払いスケジュールを追加する
「支払いスケジュールを追加」をクリックして、「一部入金をリクエスト」か「残高をマイルストーンに分割」に切り替えます。
③金額と支払期限を決める
初回に受け取る分をパーセンテージか金額で入れて、それぞれの支払期限と自動リマインドを選びます。
④保存して送信する
保存してから送信すると、お客さまのメールかSMSに請求書が届き、それぞれの期限までにカードで支払ってもらえます。
分けられる回数は、使っているプランで変わります。
月額0円のフリープランでできるのは、初回入金と残額という2回の組み立てです。
たとえば30万円の受注なら、契約時に10万円、納品時に残り20万円という分け方になります。
契約時と着手時と納品時のように3回以上に分けたい場合は、月額3,000円のSquare請求書プラスに登録すると、1枚の請求書に最大12件のマイルストーンを置けるようになります。
この12件に初回入金は含まれないので、頭金を別に立てたうえで工程ごとの請求を組めます。

定期請求書とSquareサブスクリプションとリンク決済の使い分け
毎月同じ額を受け取る形にするなら、請求書の支払いスケジュールよりも自動で回る機能のほうが向いています。
方法ごとに決済手数料が違うので、金額の大きさで選ぶのがおすすめです。
| 受け取り方 | 決済手数料 | お客さまの分割手数料 | 自動引き落とし |
|---|---|---|---|
| 店頭で一括/お客さまがあとから分割 | 2.5%〜 | かかる | ー |
| Square 請求書の支払いスケジュール | 3.25% | かからない | なし |
| 定期請求書の自動送信 | 3.75% | かからない | あり |
| Square サブスクリプション/リンク決済 | 3.6% | かからない | あり |
対面の2.5%は、年間のキャッシュレス決済額が3,000万円未満で、主要カードブランドを対面で受け付けた場合の料率です。
それ以外は3.25%からの料率になります。
数回で終わる高額商品なら手数料の低いSquare請求書、月謝や会費のようにずっと続くものなら手間の減る定期請求書やSquareサブスクリプションという分け方が扱いやすいです。
SNSのメッセージでやりとりしているお客さまには、メールアドレスを聞かずに送れるリンク決済が向いています。
分けて受け取ると手数料は10万円あたり750円だけ増える
手数料が上がると聞くと身構えますが、実額にすると差は思ったより小さいです。
| 売上 | 店頭で一括 (2.5%) | 請求書で2回に分割 (3.25%) | 差額 |
|---|---|---|---|
| 100,000円 | 2,500円 | 3,250円 | 750円 |
| 200,000円 | 5,000円 | 6,500円 | 1,500円 |
| 300,000円 | 7,500円 | 9,750円 | 2,250円 |
10万円の商品を2回に分けて受け取っても、手取りの差はコーヒー2杯分ほどの750円です。
2回に分けたからといって手数料が2回分かかるわけではなく、5万円ずつなら1,625円が2回で合計3,250円という計算になります。
この750円で、お客さまのカード会社の分割手数料をまるごと肩代わりできていると考えると、渡している価値のほうが大きくなります。

Squareの端末代を12回払いにして初期費用をならす
分割で払いたいのがお客さまではなく自分のほう、というときにも道があります。
Squareの決済端末は、一括と12回払いのどちらでも購入できます。
| 端末 | 一括の価格 | 12回払いの月額 |
|---|---|---|
| Square リーダー(第2世代) | 4,980円 | 415円 |
| Square ターミナル | 39,980円 | 3,332円 |
| Square ハンディ | 44,980円 | 3,749円 |
| Square レジスター(第2世代) | 99,980円 | 8,332円 |
レジスターのような10万円近い端末でも、月8,332円ずつなら開業まわりの出費とぶつからずに済みます。
12回払いは端末をカートに入れ、ログインしてお会計へ進んだあとに選ぶ流れです。
使えるのは日本国内で発行された分割払い対応のクレジットカードで、分割手数料や利用できるかどうかはカード会社の条件によります。
12回払いに対応していないカードしか手元にない場合でも、いったん一括で購入してからカード会社の「あとから分割」を使うという手が残っています。

よくある質問
分けて受け取っている途中で返金することになったらどうなりますか
支払いが完了していない請求書の一部入金を払い戻すときは、いったんその請求書をキャンセルします。
キャンセルすると取引一覧にその取引が表示され、そこから払い戻しの手続きができます。
在庫を手で調整していた場合は、キャンセルのときに戻し忘れがないかだけ見ておくと安心です。
分割で請求した売上はレポートにいつ載りますか
売上として計上されるのは、請求書が全額支払われたタイミングです。
一部だけ支払われた金額は、支払いのあった日に残高へ反映されますが、取引一覧と売上サマリーには完済まで表示されません。
お金は先に入っていて、帳簿上の売上だけがあとから立つ形になります。
レジで分割払いを選べる決済端末はほかにありますか
あります。
分割回数やボーナス払いをお会計の画面で指定できるサービスもあり、家具や宝飾のように単価の高い商品を扱うお店で使われています。
ただしボーナス払いで受けた売上は入金が半年以上先になることがあり、月額の利用料がかかるサービスも多いです。
固定費をかけずに始めたい場合や、売上を早く受け取りたい場合はSquareのほうが合います。
申し込みの前に決めておくことはありますか
3回以上に分けて請求する予定があるかどうかだけ決めておくと迷いません。
2回までならフリープランのまま、3回以上ならSquare請求書プラスへの登録を見込んでおきます。
端末は先に選ばなくても、アカウントを作ってから追加できます。
まとめ:Squareの分割払いは店頭では一括でも請求書を使えば分けて受け取れます
お会計のカード決済は一括だけですが
Square請求書の支払いスケジュールを使えば代金を複数回に分けて受け取れます。
- 店頭はクレジットカードも電子マネーもQRコードも1回払い
- お客さまはカード会社であとから分割やリボへ変えられる場合がある
- 請求書なら月額0円のまま2回に分けられ、3回以上はプラスで最大12件
- 2回に分けても手数料の差は10万円あたり750円
- 端末代のほうも12回払いを選べる
売上は分けて受け取っても待たされず、みずほ銀行と三井住友銀行なら翌営業日に振り込まれます。
お客さまの支払いをやわらげながら、お店の資金繰りは一括のまま守れるのがSquareの立ち位置です。
分割できないから諦める、という場面はなくなりますよ
アカウントの開設も維持も無料なので、請求書の画面を見てから使うかどうかを決められます。
固定費0円ではじめられるSquareのアカウントを作ってみる

