「エアペイってデビットカードも使えるのかな」
「お客さんに出されて、使えませんって言うのは避けたい」
エアペイはデビットカードを7ブランドすべて使えますので安心してください。
Visa・Mastercard・JCB・American Express・Diners Club・Discover・UnionPay(銀聯)のマークが付いたデビットカードなら、そのまま受けられます。
しかも操作はクレジットカードとまったく同じで、レジで「これはデビットだから別のやり方」と考える場面はありません。
お客さんが出したカードがクレジットかデビットかを、店側が見分ける必要すらないということです。
クレカと同じでいいなら、覚えることが増えなくて助かる
決済手数料もクレジットカードと同じ3.24%で、条件を満たせば2.48%まで下がります。
- エアペイで使えるデビットカード7ブランドの一覧
- 使えるデビットカードと使えないデビットカードの違い
- ブランドごとに違うタッチ決済の対応状況
- デビットカードの決済手数料と、2.48%まで下げる条件
- 返品されたときの返金の流れと、残高不足のときの対応
エアペイのデビットカードは7ブランド使えて操作もクレジットカードと同じ

エアペイで使えるデビットカードは7ブランド
エアペイが公式に「利用できます」としているデビットカードは、次の7ブランドです。
| ブランド | デビットカードの利用 |
|---|---|
| Visa | 使える |
| Mastercard | 使える |
| JCB | 使える |
| American Express | 使える |
| Diners Club | 使える |
| Discover | 使える |
| UnionPay(銀聯) | 使える |
これはクレジットカードで使えるブランドとまったく同じ顔ぶれです。
つまり
「クレジットカードは受けられるけどデビットは無理」
というブランドがひとつもないということになります。
銀行口座を作ったときに一緒に発行されるデビットカードは、Visa・Mastercard・JCBのどれかが付いていることがほとんどです。
ここを押さえておけば、日常のレジでまず困りません。
使えるデビットカードと使えないデビットカードの見分け方
デビットカードには大きく2つのタイプがあって、エアペイで使えるのは片方だけです。
| タイプ | 見た目の特徴 | エアペイ |
|---|---|---|
| 国際ブランド付きデビット | Visa・Mastercard・JCBなどのロゴが入っている | 使える |
| J-Debit | 銀行のキャッシュカードにデビット機能が付いたもの | 使えない |
見分け方はとてもシンプルで、カードの表面に国際ブランドのロゴがあるかどうかだけです。
ロゴがあればクレジットカードと同じ流れで通り、なければ通りません。
J-Debitは銀行のキャッシュカードそのもので支払う仕組みで、エアペイでは取り扱いがありません。
ただ、これで取りこぼしが増えるかというと、そうでもありません。
いま世の中で発行されているデビットカードは、銀行が国際ブランドと組んで出しているタイプが主流だからです。
お客さんが財布から出すデビットカードにVisaやJCBのロゴが入っていれば、それはそのまま受けられる1枚だと思って大丈夫です。
- カードにVisa・Mastercard・JCBなどのロゴがある
→ そのまま決済できる - ロゴがなく銀行名だけのキャッシュカード
→ 別の支払い方法に案内する
ブランドごとに違うタッチ決済とICチップの対応
7ブランドすべて使えるとはいえ、決済のやり方まで全部同じというわけではありません。
ここは競合の記事でもほとんど触れられていないところなので、表にまとめました。
| ブランド | タッチ決済 | ICチップ | 磁気 | オンライン決済 | Airペイ タッチ |
|---|---|---|---|---|---|
| Visa | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| Mastercard | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| JCB | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| American Express | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| Diners Club | × | 〇 | 〇 | 〇 | × |
| Discover | × | 〇 | 〇 | × | × |
| UnionPay(銀聯) | ー | 〇 | 〇 | × | × |
ここでの「Airペイ タッチ」は、カードリーダーを使わずiPhoneだけで決済するサービスのことです。
読み方はかんたんで、専用のカードリーダーを使う通常のエアペイなら、7ブランドすべてが差し込みかスワイプで通ります。
かざすだけのタッチ決済に対応しているのは、Visa・Mastercard・JCB・American Expressの4ブランドです。
Diners ClubとDiscoverのデビットカードを出されたときは、かざすのではなく差し込んでもらう流れになります。
iPhoneだけで決済するAirペイ タッチを使う場合も、対応するのはタッチ決済ができる4ブランドです。
Airペイ タッチで決済したあとは、メール形式のご利用控えを発行できます。
中国からのお客さんが多いお店なら、UnionPay(銀聯)は通常のカードリーダーで受けられる点を覚えておくと安心です。

デビットカードの決済の流れ
デビットカードだけの特別な操作はひとつもありません。
クレジットカードとまったく同じ手順で会計が終わります。
①アプリで金額を入力する
Airペイ アプリを開いて、支払い方法にクレジットカードを選び、会計金額を入れます。
Airレジと連携しているお店なら、会計金額がそのまま反映されるので入力の手間もいりません。
②カードを読み取る
カードリーダーにカードをかざすか、差し込むか、スワイプしてもらいます。
どの読み取り方になるかはブランドとカードの仕様しだいで、店側が判断する必要はありません。
③暗証番号かサインをもらう
カードリーダーに暗証番号を入れてもらうか、画面にサインを書いてもらって完了です。
お客さんの銀行口座からは、この時点で代金が引き落とされます。
あとで請求がまとまるクレジットカードとの違いはそこだけで、店側の入金は他の決済とまったく同じ扱いです。
スタッフに教えることが増えないのがいちばんありがたい
金額の上限と暗証番号が必要になるライン
高い買い物をされたときに止まらないか、というのも気になるところです。
エアペイでクレジットカードとデビットカードを受けられる金額は、2円から999万9,999円までです。
iPhoneだけで決済するAirペイ タッチなら1円から受けられます。
UnionPay(銀聯)はさらに広く、2円から9,999万9,999円までです。
ふつうのお店の会計でこの上限にぶつかることは、まずありません。
1万5,001円(税込)以上をタッチ決済で受けるときは、サインをお願いすることがあります。
タッチパネル式のカードリーダーでJCBを1万5,001円以上決済するときは、かざすのではなくカードを差し込んで暗証番号を入れてもらう形になります。
ここを知らないと「かざしたのに通らない」と焦ってしまうので、金額が大きいときは最初から差し込んでもらうとスムーズです。
なお、カードで受けられるのは一括払いだけで、これはクレジットカードでも同じです。
デビットカードはもともと口座から即時に引き落とされる仕組みなので、分割の出番はありません。
7ブランドすべてに対応した決済手段を公式サイトで見比べてみる
エアペイのデビットカードの決済手数料は3.24%から2.48%まで下げられる

デビットカードの決済手数料は3.24%
デビットカードの決済手数料は3.24%です。
7ブランドすべて同じ料率で、デビットだからといって上乗せされることはありません。
この3.24%は非課税なので、あとから消費税が足されることもありません。
交通系電子マネーやQRコード決済は別途消費税がかかるので、そこは扱いが違います。
計算のしかたもシンプルで、ブランドごとの売上合計に料率をかけて、小数点以下は切り捨てです。
1回ごとに端数を切るのではなくまとめて計算されるので、少額決済が多いお店でも損をしにくい形になっています。
売上が振り込まれるときの振込手数料は、どの銀行を指定しても0円です。
月額固定費もかからないので、デビットカードを受けるために増える固定の出費はありません。
決済手数料が2.48%になる条件
エアペイには、決済手数料を3.24%から2.48%に下げるディスカウントプログラムがあります。
対象はVisa・Mastercard・JCB・American Express・Diners Club・Discoverの6ブランドで、デビットカードもここに含まれます。
UnionPay(銀聯)と交通系電子マネー、QRコード決済、オンライン決済は対象外です。
条件はブランドごとに決まっていて、大きくは3つの柱があります。
| 条件の柱 | Visa | Mastercard | JCB・Amex Diners・Discover |
|---|---|---|---|
| 会社の規模 | 中小企業者にあてはまり 上場していない | 上場会社やその 子会社・関係会社ではない | 中小企業者にあてはまり 上場していない |
| 年間の決済金額 | 直近1年で 2,000万円以下 | 直近1年で 1,000万円以下 | 4ブランド合計で 年1,000万円以下 |
| お店での掲示 | 使えることを示す 店頭掲示ツールを出す | 同じく店頭掲示 ツールを出す | 同じく店頭掲示 ツールを出す |
中小企業者かどうかは業種で線引きが変わり、小売業なら従業員50人以下または資本金5,000万円以下、サービス業なら従業員100人以下または資本金5,000万円以下が目安です。
不動産・ホテル・旅館・鉄道・タクシー・路線バス・引越し・宅配・旅行代理店は対象外の業種になります。
個人店や小規模な店舗の多くは、この条件にあてはまります。
申し込みは新規のときなら申込画面の店舗情報の入力欄からでき、すでに使っているお店なら管理画面の契約情報から進められます。
デビットカードの決済手数料を金額に置き換えると
%のままだと自分のお店でいくらになるのか、ぴんと来ないですよね。
デビットカードとクレジットカードを合わせた月の売上ごとに、実際の金額を出しました。
| 月のカード売上 | 3.24%のとき | 2.48%のとき | 月の差額 | 年の差額 |
|---|---|---|---|---|
| 20万円 | 6,480円 | 4,960円 | 1,520円 | 18,240円 |
| 50万円 | 16,200円 | 12,400円 | 3,800円 | 45,600円 |
| 100万円 | 32,400円 | 24,800円 | 7,600円 | 91,200円 |
月50万円のお店なら、手数料は月16,200円から12,400円になります。
差は月3,800円で、1年だと45,600円です。
光熱費が1か月分うくくらいの金額が、申し込みひとつで変わってくる計算になります。
月100万円のお店なら年91,200円の差なので、放っておく理由はほとんどありません。
実際の請求では小数点以下が切り捨てられるため、上の表よりわずかに安くなることがあります。
返品やキャンセルのときの返金の流れ
デビットカードは支払った瞬間に口座からお金が出ていくぶん、返品されたときどうなるのかは気になるところです。
結論として、デビットカードの取引も取り消せます。
取り消すと、お客さんの口座にお金が戻ります。
取り消しの操作はクレジットカードとまったく同じで、覚えることは増えません。
アプリから取り消せる期間は、決済した日から190日目の23時59分までです。
オンライン決済の場合は180日目の23時59分までになります。
半年ちかく猶予があるので、後日レシートを持って来られても落ち着いて対応できます。
この期間を過ぎたあとは、Airペイ管理画面の取引履歴にある「決済取消依頼をする」から依頼できます。
最終的には取り消した分がきちんと返ってくるので、店側で立て替えたり現金を出したりする必要はありません。
返金の時期を細かく聞かれたときは、カードの発行元に問い合わせてもらうよう案内すれば大丈夫です。

口座の残高が足りないときのお客様への一言
デビットカードならではの場面が、口座の残高が会計金額に届かないケースです。
この場合は決済が通らず、アプリにエラーが表示されます。
店側の設定や操作が原因ではないので、直しようがある種類のエラーではありません。
エアペイのアプリには、カードが使えなかったときにカード裏面のカード会社へ問い合わせてもらうよう促すメッセージが出ます。
そのまま読み上げれば、店として言うべきことは足りています。
そのうえで、別のカードか現金に切り替えてもらえないか聞くのがいちばんスムーズです。
こちらのカードは通らなかったようです。別のお支払い方法はお持ちですか
お客さんの残高の話に踏み込まずに済むので、気まずさを残さずに切り替えられます。
オンライン決済でデビットカードを受けるときの扱い
エアペイには、店頭のカードリーダーとは別にオンライン決済の仕組みもあります。
こちらでもデビットカードの利用に制限はかかっていません。
ただし公式では、オンライン決済でのデビットカードは非推奨という位置になっています。
理由は仕組みの違いにあります。
支払い情報を登録するときにカードが有効かどうかのチェックが入り、そのときに1円ぶんの枠がいったん確保されることがあるからです。
最終的に引き落とされるのは実際の利用金額だけで、差額はカード会社から戻ります。
戻るまでの期間はカード会社によって違うため、お客さんから聞かれたら発行元へ確認してもらう流れになります。
店頭のカードリーダーで受けるぶんにはこの話は出てこないので、いつもの対面の会計は気にせず進めて問題ありません。
よくある質問
デビットカードで分割払いやリボ払いはできますか
エアペイのカード決済は一括払いのみで、分割払いやリボ払いには対応していません。
これはクレジットカードでも同じ扱いです。
デビットカードは口座から即時に引き落とされる仕組みなので、そもそも分割の選択肢が出てくることはありません。
海外で発行されたデビットカードも受けられますか
受けられます。
カードの表面にVisaやMastercardなど対応ブランドのロゴがあれば、海外で発行されたカードでも利用可能です。
UnionPay(銀聯)も同じで、ロゴがあれば海外発行のカードを受けられます。
旅行中のお客さんが多い地域でも取りこぼしが出にくい形です。
デビットカードの売上はいつ振り込まれますか
振込の回数は登録した口座によって変わり、みずほ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行なら月6回、それ以外の金融機関なら月3回です。
振込日はメールで知らせが届きます。振込手数料はどの銀行でも0円で、ゆうちょ銀行だけは振込口座に指定できません。
デビットカードもクレジットカードも、この扱いは同じです。
デビットカードを受けるために追加で用意するものはありますか
ありません。
iPadまたはiPhoneと専用のカードリーダーがあれば、それだけで7ブランドすべてのデビットカードを受けられます。
カードリーダーの電源アダプタだけは付属しないので、手持ちのものを使ってください。
紙のレシートを出したい場合は、対応プリンターを別に用意します。
出されたカードがデビットかどうか、店側で見分ける必要はありますか
必要ありません。
操作も手数料もクレジットカードとまったく同じなので、どちらかを判断してから対応を変える場面は出てきません。
スタッフへの説明も「カードはこれまでどおり」の一言で足ります。
まとめ:エアペイはデビットカードを7ブランドそのまま受けられて手数料も下げられる
エアペイはデビットカードを7ブランドすべて使えます。
- 使えるのはVisa・Mastercard・JCB・American Express・Diners Club・Discover・UnionPay(銀聯)の7ブランド
- 国際ブランドのロゴがあるカードならそのまま通り、ロゴのないJ-Debitだけが対象外
- 操作も手数料もクレジットカードと同じで、店側が見分ける必要はない
- 決済手数料は3.24%で、条件を満たせば6ブランドが2.48%になる
- 返品されても190日以内なら取り消せて、お客さんの口座に戻る
デビットカードでの支払いは年々増えていて、いまや年間5兆円を超える規模になっています。
現金を持ち歩かないお客さんを取りこぼさずに済むのは、それだけで売上の下支えになります。
始めるときの負担も軽く、月額固定費と振込手数料は0円です。
カードリーダーは1台27,720円(税込)の貸与料がかかるところ、0円スタートプログラムの条件を満たせば0円になります。
用意するのは、手持ちのiPadまたはiPhoneだけです。
これなら、デビットで出されても迷わず受けられそう
7ブランドそろっていれば、レジで手が止まる場面はほとんどなくなります。
