「返金が出たら、払い戻しのたびに手数料まで取られるのかな」
キャッシュレス決済を入れるとき、最後まで引っかかるのがここです。
Squareの払い戻しは、お店側が追加の手数料を払うことなくできますので安心してください。
公式のヘルプにも、払い戻しに関する追加手数料は加盟店からいただかないと書かれています。
返金の操作もアプリから数タップで終わり、お客さまがその場にいなくても進められます。
返金の受け方は大きく3つです。
- Square POSレジアプリの取引履歴から返す
- パソコンのSquare データから返す
- 現金など、Square以外で返した分を取引履歴に記録する
お金の面でもうひとつ。
Squareの公式ブログでは、返金できる決済方法で払い戻した場合は決済にかかった手数料も返金されると案内されています。
返品やキャンセルがそれなりに出る商売でも、返金のたびに費用が積み上がる作りにはなっていません。
- 払い戻しにお店側の追加手数料はかからない
- 決済額ごとに動く手数料の金額
- 全額・商品ごと・一部と、決済方法ごとの返金の範囲
- 払い戻しができる期間は取引日から1年
- アプリとパソコンそれぞれの返金処理の手順
- お客さまの手元にお金が戻るまでの日数
Square(スクエア)の払い戻しは追加手数料0円で、決済方法ごとに返金の範囲が決まる

Squareの払い戻しにかかる手数料は0円
お客さまに返金するとき、Squareから返金手数料を請求されることはありません。
公式ヘルプには、払い戻しが実行されると購入金額の全額がお客さまに返金され、加盟店から払い戻しに関する追加手数料はいただかないと明記されています。
公式サイトの手数料ページでも、カード決済の払い戻しに係る手数料はないと案内されています。
全額を返すときも、商品を1つだけ返すときも、金額を指定して一部だけ返すときも、この扱いは同じです。
気になるのは、その手前で引かれていた決済手数料の行方だと思います。
Squareの公式ブログには、返金可能な決済方法で払い戻した場合には決済にかかった手数料も返金されると書かれています。
返金しても、手数料だけが消えていくわけではないんですね
キャッシュレス決済では、返金しても最初の決済手数料は戻らないと書かれている記事も見かけます。
ただ、Square公式ブログの記載は上のとおりで、交通系ICを現金で返すケースだけが例外として区別されています。
決済額ごとに動く手数料の早見表
手数料の話は、率よりも金額で見たほうが早いです。
Squareの対面決済の手数料は、条件を満たす中小の事業者で2.5%、それ以外は3.25%です。
決済額ごとに、いくらが手数料として動くのかを並べました。
| 決済額 | 手数料2.5%の場合 | 手数料3.25%の場合 |
|---|---|---|
| 5,000円 | 125円 | 163円 |
| 10,000円 | 250円 | 325円 |
| 30,000円 | 750円 | 975円 |
| 50,000円 | 1,250円 | 1,625円 |
| 100,000円 | 2,500円 | 3,250円 |
手数料の計算では小数点以下が四捨五入されるため、5,000円の3.25%は163円という扱いになります。
この金額が、交通系ICを現金で返したときにお店の負担として残る額でもあります。
10万円の決済を現金で返すと3,250円、つまり客単価1万円のお店なら1件分の売上に近い額が動く計算です。
逆に言えば、Square上で払い戻しができる決済方法を選んでもらえている限り、ここは大きく気にしなくて済みます。
交通系ICは現金での返金対応になる
SuicaやPASMOなどの交通系IC電子マネーは、Square上での払い戻しに対応していません。
この場合は現金でお返しする形になり、公式ヘルプにも現金で対応するよう案内されています。
現金で返したときは決済手数料が返金されず、POSレジ側には売上が残るため、レジの現金とデータの数字がずれます。
ずれる前提で、返した金額と日付をメモに残しておくと、レジ締めのときに迷いません。
返品が起きやすい商品を扱っているなら、交通系IC以外の決済をレジ前で案内しておくのも手です。
- クレジットカード・QRコード決済・iD・QUICPay:Squareの画面から払い戻せる
- 交通系IC:Squareの画面からは払い戻せないため、現金でお返しする
クレジットカードとQRコード決済で選べる払い戻しの範囲
Squareの払い戻しは、すべての商品・特定の商品・決済額の一部という3通りから選べます。
ただし、どこまで選べるかは決済方法によって変わります。
| 決済方法 | すべての商品・全額 | 特定の商品 | 決済額の一部 |
|---|---|---|---|
| クレジットカード | ○ | ○ | ○ |
| PayPay・d払い・au PAY メルペイ・Alipay+・WeChat Pay | ○ | ○ | ○ |
| iD・QUICPay | ○ | × | × |
| 楽天ペイ | ○ | × | × |
| 交通系IC | × | × | × |
クレジットカードでの払い戻しがいちばん自由で、返品された1点だけを返すことも、金額を指定して返すこともできます。
iDとQUICPay、楽天ペイは全額の払い戻しに対応しています。
金額を調整したいときは、いったん全額を払い戻したうえで、正しい金額で決済をやり直すのが公式の案内です。
返金先は、元の決済方法のほかにeギフトカードやプラスチックのギフトカードも選べます。
お客さまが「また来るからそれでいい」と言ってくれる場面では、この選択肢が役に立ちます。

払い戻しができる期間は取引日から1年
Squareで処理した決済は、元の取引日から1年以内であれば払い戻しができます。
Square POSレジアプリで受けた決済でも、Square データで受けた決済でも同じ扱いです。
QRコード決済だけは、決済事業者によって期間が短くなります。
| 決済方法 | 払い戻しができる期間 |
|---|---|
| クレジットカード iD・QUICPay | 取引日から1年以内 |
| PayPay・メルペイ WeChat Pay・Alipay | 1年 |
| d払い | 180日 |
| au PAY | 90日 |
| 楽天ペイ | 60日 |
楽天ペイの60日がいちばん短いので、返品を受け付ける期間を決めるときの目安になります。
期間を過ぎた分は、銀行振込などSquare以外の方法でお返しする形になります。
その際は履歴の残る方法で返金し、記録を保管しておくよう公式でも案内されています。
お客さまから返金の相談を受けたら、まず取引日を見るところから始めると判断が早くなります。
返金のたびに費用がかさむ心配がないこと、返す範囲も期間も選べることが、Squareの払い戻しの全体像です。
Square(スクエア)の払い戻しの操作手順と、お客さまに返金が届くまでの流れ

Square POSレジアプリでの返金処理の方法
いちばん使うのは、レジで使っているアプリからの返金方法です。
お客さまが目の前にいなくても、取引履歴から手続きを進められます。
①取引履歴を開く
Square POSレジアプリにログインし、「取引」をタップします。
②返金する決済を選ぶ
取引は新しい順に並んでいて、カード番号や電話番号、お客さま名、レシート、メモ、商品からも探せます。
③払い戻しをタップする
日付や金額、カードブランドが合っているかを見てから「払い戻し」をタップします。
④返す範囲を決める
全額なら「すべての商品を選択」、金額を指定するなら「金額」をタップして入力し、「次へ」に進みます。
⑤返金先と理由を選んで実行する
元の決済方法かギフトカードかを選び、払い戻しの理由を選んで「払い戻し」をタップすると完了です。
公式ブログでも、この5ステップで返金できると案内されています。
パソコンのSquare データからの返金方法
事務作業をパソコンでまとめている場合は、Square データからも同じ払い戻しができます。
- Square データにログインして「取引」に移動する
- フィルターも使いながら、返金する決済を選ぶ
- 「•••」から「払い戻し」の順にクリックする
- 全額なら「商品」ボックス、金額指定なら「金額を払い戻す」を選び、理由を選ぶ
- 「払い戻し」をクリックして完了
アプリとパソコンのどちらで受けた決済でも、どちらの画面からでも払い戻しができます。
Square データはブラウザから開けるので、レジ端末が会計で埋まっている時間帯でも、バックヤードのパソコンで返金処理を進められます。
フィルターで日付やカード番号から取引を絞れるため、少し前の決済を探すときはパソコンのほうが早いです。
現金やその他の支払方法も取引履歴に残せる
現金やその他の支払方法で受けた分も、取引日から1年以内なら払い戻しの記録を残せます。
この場合、Squareがお金を動かすわけではなく、履歴として記録を残す扱いです。
実務としては、記録を入れたうえでスタッフが現金を手渡しでお返しします。
その他の支払方法として記録する分に手数料はかからず、お客さまへの通知メールも送信されません。
売上の数字を合わせておきたいときほど、この記録が効いてきます。
返金がお客さまの手元に戻るのはいつか
お店側の操作が終わっても、お客さまの口座やカードにすぐ反映されるわけではありません。
Squareは翌営業日までにカード発行会社へ払い戻しを依頼し、そこからカード会社の処理が始まります。
| 決済方法 | お客さまに反映されるまでの目安 |
|---|---|
| クレジットカード | カード発行会社へ依頼後 さらに2〜7営業日ほど |
| デビットカード | 通常は数日以内 場合により最長45〜60日 |
| QRコード決済 | 手続き後24時間以内に 払い戻しが行われる |
カードの締め日をまたいだときは、いったん請求が立ってから翌月の利用明細で相殺されます。
ここを先にお伝えしておくと、「返金されていない」という連絡をほとんど防げます。
カード会社の処理があるので、明細に出るまで数日かかります。手続きはこちらで済んでいますのでご安心ください。
正確な日数はカード発行会社ごとに違うため、急ぐ場合はお客さまからカード会社へ聞いてもらうのが早道です。
お店側の処理が済んでいるかどうかは、取引履歴のステータスで確かめられます。
返金対応をスタッフに任せるときの権限の渡し方
払い戻しの操作ができるのは、アカウントオーナーと、取引履歴へのアクセス権限を持つスタッフです。
権限の設定は、Square データのスタッフ管理の画面から変えられます。
オーナーが不在の時間帯に返金の申し出が来ることを考えると、責任者クラスには渡しておいたほうが動きやすくなります。
一方で、払い戻しは一度実行すると取り消せない操作です。
誰に渡すかを絞り、高額の返金だけは2人で金額を読み合わせる、といった決めごとにしておくと安心です。
渡す相手には、全額と一部の選び方、返金先の選び方、反映までの日数の3つを共有しておけば足ります。
この3つが頭に入っていれば、店頭で返品を受けてもその場で完結します。
払い戻しの前に用意しておきたい残高と取引内容
払い戻しを実行すると、その金額はSquareアカウントの残高から即時に差し引かれます。
残高が返金額に届いていないと処理が実行されず、残高不足のエラーが表示されます。
次の入金や当日の売上で残高が増える見込みがあれば、それを待ってから処理するのがいちばん簡単です。
待てない場合は、登録済みのメールアドレスからSquare サポートへ連絡します。
- 件名:払い戻し(残高不足)
- 本文:取引日/取引額/カード会社/払い戻し希望額
- 本文:使用されたカード番号の下4桁/登録メールアドレス/アカウント代表者名
この内容を送ると振込先の口座が案内され、入金が残高に反映されてから払い戻しを進められます。
もうひとつ、一度実行した払い戻しは取り消せません。
金額と対象の取引を声に出して読み合わせるくらいの確かめ方が、結果的にいちばん早いです。
もうひとつ知っておくと落ち着けるのが、カード会社の仕組みです。
主要なカード会社は、商品やサービスを受け取っていないと証明できる場合にカード名義人が支払い異議を申し立てられると定めていると、公式ヘルプでも案内されています。
受け渡しの記録と返品のルールを残しておくことが、そのまま自店を守る材料になります。
返品を受ける条件を先に決めておきたい場合は、Square データのレシート設定から払い戻しと返品の規則を登録できます。
登録した規則はメールやSMS、印刷レシートに表示されるので、お客さまとの認識ずれが起きにくくなります。

よくある質問
1年を過ぎた取引を返金したいときはどうしますか
Square以外の方法でお返しする形になります。
公式では、銀行振込など履歴の残る方法で返金し、その記録を保管しておくよう案内されています。
振込の控えを取引のメモと一緒に残しておくと、あとから経緯を追えます。
返金すると在庫は自動で戻りますか
小売モードやSquare リテールPOSレジでは、返品や交換の途中で在庫に戻す商品を選ぶか、在庫戻しをスキップするかを選べる仕様と案内されています。
自動で戻るのではなく、その場で選ぶ形です。
通常のSquare POSレジでの動きは画面の表示に沿って進めてください。
払い戻したあとにレシートを渡せますか
過去の取引は、取引履歴から紙のレシートを再印刷したり、電子レシートを再送信したりできます。
Square POSレジアプリなら対象の決済を選んで「新規レシート」から、Square データなら「レシートを送信」から進みます。
払い戻し後の再発行の見え方は、実際の画面で確かめてみてください。
お客さまが来店できない場合でも返金できますか
できます。
Squareの払い戻しは取引履歴から処理するため、お客さまがその場にいなくても手続きを進められます。
電話やメールで返品の連絡を受けたその場で対応できるので、来店をお願いせずに済みます。
ギフトカードで返金することもできますか
返金先は、元の決済方法のほかにeギフトカードやプラスチックのギフトカードからも選べます。
お客さまの希望に合わせて選ぶ形です。
また来店される予定があるお客さまには、こちらの方が喜ばれる場合もあります。
まとめ:Square(スクエア)の払い戻しは追加手数料0円で、アプリから数タップで終わる
Squareの払い戻しは、お店側が追加の手数料を払うことなくできます。
返金可能な決済方法で払い戻した場合は決済にかかった手数料も返金されると、公式ブログでも案内されています。
- 払い戻しの追加手数料は0円
- 全額・商品ごと・一部から選べる(iD・QUICPay・楽天ペイは全額のみ)
- 払い戻しができるのは取引日から1年以内(QRコード決済は短いものもあり)
- 操作はアプリでもパソコンでも5ステップ前後
- お客さまへの反映はカードで2〜7営業日ほど
交通系ICだけは現金でのお返しになりますが、それ以外はレジの画面の中で完結します。
返品やキャンセルが出る商売でも、返金のたびに費用が積み上がる作りではないというのが、いちばんの安心材料です。
初期費用も月額固定費もかからないので、返金対応の身軽さをそのまま持ったまま始められます。
返金対応まで身軽なSquareで、キャッシュレス決済をはじめてみる

