「PayPayは使えるのかな」
「楽天ペイもメルペイも入れたいけど、申し込みは7回もするのかな」
SquareのQRコード決済を調べていると、こんな疑問がふっと浮かびますよね。
SquareのQRコード決済は、主要7ブランドに1回の申し込みでまとめて対応でき、手数料は一律3.25%だけなので安心してください。
ブランドごとに窓口を分ける必要はなく、Square データから申し込み書を1つ送れば7ブランド分の審査が始まります。
月額固定費も長期契約もないので、売れた分の手数料以外にお店から出ていくお金はありません。
受け付けられるのは、次の7ブランドです。
- PayPay
- 楽天ペイ
- d払い
- au PAY
- メルペイ
- WeChat Pay
- Alipay+
ひとつだけ、早めに動いておくと得をするポイントがあります。
QRコード決済の審査は通常で最長30日かかるため、お店のオープン日や繁忙期から1か月以上さかのぼって申し込んでおくと、使いたい日にきちんと間に合います。
- 受け付けられる7ブランドとインバウンド向けウォレットの中身
- 手数料3.25%の適用範囲と、月の売上ごとの実額
- 申し込みに必要な書類と店舗写真、審査にかかる日数
- 承認後の設定と、レジでの操作手順
- 払い戻しができる期間と、売上が入金されるタイミング
Square(スクエア)のQRコード決済で使えるブランドと手数料

SquareのQRコード決済に対応する7ブランド
Squareが対応しているQRコード決済は、PayPay・d払い・楽天ペイ・au PAY・メルペイ・WeChat Pay・Alipay+の7つです。
国内で使う人が多い5ブランドと、海外からのお客さま向けの2ブランドが、はじめから一式そろっている形になります。
| ブランド | 主な利用者 |
|---|---|
| PayPay | 国内 |
| 楽天ペイ | 国内 |
| d払い | 国内 |
| au PAY | 国内 |
| メルペイ | 国内 |
| WeChat Pay | 海外からの来店 |
| Alipay+ | 海外からの来店 |
うれしいのは、この7つが「1回の申し込み」でまとめて申請できることです。
Square データから申し込み書を1つ送れば、7ブランドすべてに対して申請が届きます。
ブランドごとに別々のサイトで登録したり、別々の書類をそろえたりする手間はありません。
申し込みは店舗単位なので、2店舗目・3店舗目があるときはその店舗ごとに申し込みます。
Alipay+で受け付けられる海外ウォレットは19種類
7ブランドのうち、Alipay+はひとつのブランド名でありながら、中身は複数のウォレットの集合体です。
Alipay+では、11カ国以上に対応する19種類のQRコード対面決済が提供されています。
中国本土のAlipay、韓国のKakao PayやNAVER Pay、タイのTrueMoney、マレーシアのTouch ’n Go eWallet、フィリピンのGCash、香港のAlipayHKなどが含まれます。
つまり、Alipay+に対応するだけで、アジア各国から来たお客さまが自国のアプリのまま支払える状態になります。
観光地や駅前のお店で「現金しかなくて申し訳ない」と言い合う場面が、まるごとなくなるイメージです。
QRコード決済の手数料は一律3.25%
SquareはQRコード決済の取引ごとに3.25%の手数料を差し引きます。
この料率は、お客さまがどのQRコード決済サービスを使っても変わりません。
PayPayで払われても、Alipay+で払われても、レジ締めのときの計算はひとつの数字で済みます。
QRコード決済の受付に対して、月額固定費や長期契約はありません。
取引は1円以上であれば、どんな金額でも受け付けられます。
ここで、ひとつだけ間違いやすいところがあります。
Squareには2.5%という料率もありますが、これは
年間キャッシュレス決済額が3,000万円未満の方で、主要カードブランドによる対面決済の場合に適用されるものです。
QRコード決済はこの条件にあてはまらないため、3.25%で計算しておくと、あとで数字がずれません。
- QRコード決済
3.25%(ブランドを問わず一律) - 2.5%
年間キャッシュレス決済額3,000万円未満かつ主要カードブランドの対面決済 - 月額固定費・長期契約
なし
手数料の数字だけを見るとピンときにくいので、現場での効果もひとつ添えておきます。
大阪のとんかつ店エペ クープでは、お客さまの利便性を上げるためにSquareでQRコード決済を導入したところ、決済スピードが速くなり、ランチタイムの作業効率の改善につながったと紹介されています。
月のQR売上ごとの手数料の実額
3.25%が毎月いくらになるのか、先に計算しておきます。
| 月のQRコード決済の売上 | 手数料(3.25%) | 手元に残る金額 |
|---|---|---|
| 10万円 | 3,250円 | 96,750円 |
| 30万円 | 9,750円 | 290,250円 |
| 50万円 | 16,250円 | 483,750円 |
| 100万円 | 32,500円 | 967,500円 |
月30万円をQRコード決済で受け取ったお店なら、引かれるのは9,750円です。
ここに月額の基本料が上乗せされることはないので、売上がゼロの月はコストもゼロで済みます。
閑散期のある業種ほど、この「使った分だけ」という形はありがたいはずです。
ユニオンペイ(銀聯)はカード決済として受け付けられる
「ユニオンペイはQRコード決済の7ブランドに入っていないけれど、使えないの」
と気になった方もいるかもしれません。
ユニオンペイ(銀聯)は、QRコード決済ではなくカード決済として受け付けられます。
2025年11月から日本国内のすべてのSquare加盟店で利用できるようになり、取引手数料はほかの国際ブランドと同じ3.25%で、追加費用はかかりません。
つまり、QRコード決済の申し込みとは別枠で、中国からのお客さまのカードもそのまま通せる状態になっているということです。
WeChat PayとAlipay+をQRコード決済でカバーし、カードはユニオンペイでカバーすれば、インバウンド対応の穴はほぼ埋まります。
QRコード決済の売上もカードと同じタイミングで入金される
QRコード決済の代金は、通常、翌営業日に登録した銀行口座へ入金されます。
クレジットカードでも交通系電子マネーでもQRコード決済でも、入金のタイミングは同じ最短翌営業日です。
入金先の金融機関によって、次のように分かれます。
| 登録した口座 | 入金のタイミング |
|---|---|
| 三井住友銀行 みずほ銀行 | 最短翌営業日 |
| その他の金融機関 | 毎週水曜日締め 同じ週の金曜日にまとめて入金 |
事業の規模や業種にかかわらず、振込手数料はかかりません。
もっと早く現金化したいときのために、即時入金サービスも用意されています。
利用手数料は入金額の1.5%で、仕入れの支払いが先に来てしまった週の逃げ道になります。
手数料や入金を含めた取引の記録は、すべてSquare データで追えます。

手数料3.25%の内訳や、2.5%が適用される条件は、公式の料金ページに一覧で載っています。
Square(スクエア)のQRコード決済を申し込む手順と設定・使い方

申し込みは1回で7ブランドまとめて
QRコード決済の申し込みは、Square データから行います。
①店舗を開いて「未申込」から申し込む
Square データにログインし、設定>アカウントと設定>加盟店さまの事業>店舗の順に進みます。
QRコード決済を使いたい店舗を選び、QRコードの欄にある「未申込」から「申し込む」をクリックすると、7ブランドすべてに対して1つの申し込みが送られます。
②書類と店舗写真を用意する
ファイル形式はJPG・JPEG・PDF・PNGで、1ファイルあたり最大50MBまでです。
複数の書類を出すときは、1つのPDF(最大15ページ)にまとめます。
店舗の写真は、次の3点がはっきりわかるものを準備します。
- 事業名または店舗名が入った店舗外観の看板
- 店舗内のレイアウトと決済エリア
- QRコード決済に対応するエリア
③屋号と店舗名を入力する
申し込みフォームでは、屋号と店舗名を入力します。
QRコード決済事業者側の制限により、屋号と店舗名に株式会社や合同会社などの法人格を含めることはできません。
Squareアカウントが承認され、その店舗でクレジットカード決済が使える状態になっていることも、申し込み前の条件です。
審査期間は最長30日
QRコード決済の審査には、通常で最長30日かかります。
時期やQRコード決済プロバイダーによって処理時間が異なる場合があり、追加の情報を求められたときはさらに時間がかかることがあります。
審査の結果は、メールとアプリ内の通知の両方で届きます。
進み具合はSquare データでいつでも追えて、表示は次の6段階です。
| 表示 | 意味 |
|---|---|
| 未申込み | 申し込みが送信されていない |
| 審査中 | 申し込みを処理している |
| 要対応 | 追加の情報が必要 |
| 審査の遅延 | 処理に一時的な遅れが出ている |
| 非承認 | 申し込みが承認されなかった |
| 利用可能 | 受け付けを開始できる |
「要対応」が出たときに素早く返すことが、いちばんの時短になります。
書類でつまずきやすいのは、店舗写真が不鮮明または不完全、事業証明書類の不足や誤り、住所情報が認証書類と一致しない、QRコード決済の対象にならない業種、といったところです。
逆にいえば、看板と店内がはっきり写った写真と、住所表記をそろえた書類を最初に出しておけば、やり取りの往復がぐっと減ります。
承認後のQRコード決済の設定でやること
承認されると、受け付けを始めるための次のステップを書いたメールが届きます。
設定に入る前にそろえておくのは、対応するSquare端末と、安定したインターネット接続、そしてSquare データへのアクセスです。
QRコード決済に対応する端末は、次のとおりです。
| 端末 | QRコードの表示場所 |
|---|---|
| Square POSレジアプリ | 手持ちのスマホ タブレットの画面 |
| Square レジスター | 本体の画面 |
| Square ターミナル | 本体の画面 |
| Square ハンディ | 本体の画面 |
| Square キオスク | お客さま用の画面 |
決済端末を持っていなくても、手持ちのスマホやタブレットに無料のSquare POSレジアプリを入れれば、QRコード決済を受け付けられます。
設定でやることは、店舗情報の確認、ハードウェアごとの準備、支払方法の有効化の3つです。
店舗名や電話番号、住所は、承認後にSquare データから直せます。
ハードウェア側では、アプリを最新にしておくこと、カメラのアクセス権限を有効にすること、お客さまがコードを読み取りやすい位置に画面を置くことを整えます。
各決済サービスの利用規約に同意し、ブランドごとの表示ガイドラインに沿ってロゴを配置したら、テスト取引をして決済処理を確かめます。
店頭でどのブランドが使えるかを示したいときは、Squareの店頭掲示キットを注文するか、デジタルのマーケティング資料をダウンロードして使えます。
レジでのコード決済のやり方は3ステップ
お会計の場面でやることは、たった3つです。
①金額を入力して「QRコード」を選ぶ
Square POSレジアプリを開いて販売額を入力するか、商品ライブラリから商品をタップして「お会計」に進みます。
支払方法で「QRコード」を選ぶと、読み取り用のQRコードが画面に出ます。
②お客さまに読み取ってもらう
お客さまがコードを読み取ると、QR決済アプリが自動で立ち上がり、金額が入った状態で支払いを確定してもらえます。
金額を打ち込んでもらう手間がないので、レジ前で「おいくらでしたっけ」というやり取りが起きません。
QRコードの中央にはブランドのロゴが順番に表示されますが、これはデザイン上の演出です。
表示されているロゴに関係なく、対応しているどの決済アプリでも読み取ってもらえます。
③「承認済み」を待ってレシート画面へ
決済が終わると端末から音が鳴り、画面に「承認済み」と出ます。
この表示が出る前に別の画面へ移ると決済が完了しないため、音が鳴っても一呼吸おいて画面を見てください。
レシート画面が出たら「新規販売」をタップして、お会計は終わりです。
もうひとつ、方式の話も押さえておくと安心です。
SquareのQRコード決済は、店側の端末に表示したQRコードをお客さまが読み取る方式です。
お客さまのスマホに出たコードを店側が読み取るバーコード決済(ストアスキャン方式)には対応していません。
コードは会計ごとに新しく作られ、その金額と結びついているため、カウンターに紙のQRコードを貼っておく必要もありません。
ブランドごとの卓上ポップでレジ周りが埋まらないのは、地味ですが毎日効いてくる利点です。

決済が完了しないときの原因は通信環境と操作の流れ
QRコード決済が途中で止まる場面は、事前の備えでほとんど防げます。
Squareが案内している確認ポイントは、次のとおりです。
- 安定したインターネット接続で決済する
- 端末のOSとアプリを最新のバージョンにしておく
- QRコード決済の設定と端末の設定を終えておく
- 決済後にアプリの決済画面か取引履歴で完了を見届ける
- レシート発行画面を経て「新規販売」まで必ずタップする
もうひとつ覚えておきたいのが、戻る矢印の扱いです。
お客さまがスキャンを始めたあとに戻る矢印を押すと、その支払いはキャンセルされます。
混み合っている時間ほど手が動きがちなので、スタッフには「読み取りが始まったら画面に触らない」とだけ伝えておくと確実です。
イベント出店など電波が読めない場所で使う予定があるなら、通信のバックアップを用意しておくと安心できます。
払い戻しできる期間はブランドごとに違う
返品や打ち間違いがあったときは、Square POSレジアプリの「取引」から払い戻しができます。
払い戻すQRコード決済を選んで「払い戻し」をタップし、商品か金額を指定して理由を選ぶだけです。
期間はブランドによって違うので、一覧にしておきます。
| ブランド | 払い戻しができる期間 | 一部払い戻し |
|---|---|---|
| PayPay | 1年 | できる |
| メルペイ | 1年 | できる |
| WeChat Pay | 1年 | できる |
| Alipay+ | 1年 | できる |
| d払い | 180日 | できる |
| au PAY | 90日 | できる |
| 楽天ペイ | 60日 | できない |
いちばん短い楽天ペイでも60日あるので、通常の返品対応で困ることはまずありません。
楽天ペイだけは一部の金額を返す形が使えないため、金額を分けて返す可能性がある取引では、そのことを頭に入れておくと安心です。

よくある質問
審査に通らなかったとき、同じ店舗でもう一度申し込めますか
却下された場合、同じ店舗に対して再度申し込むことはできません。
Square サポートやQRコード決済プロバイダーを通じて決定が変わることもなく、各社は独自の非公開の審査基準を設けています。
だからこそ、店舗写真の鮮明さと、書類の住所表記のそろえ方は、送信前に念入りに整えておくのがおすすめです。
すでにPayPayと直接契約しています。そのアカウントをSquareで使えますか
すでにPayPayと直接契約している場合でも、その加盟店アカウントをSquareへ移行したり連携したりすることはできません。
Squareの端末でPayPayを受け付けるには、Square経由で改めて申し込む必要があります。
手続き自体は7ブランド共通の申し込み1回に含まれるので、追加の手間が増えるわけではありません。
特定のブランドだけレジに出したくないときはどうしますか
QRコード決済ブランドは、Square データの店舗ページから個別に無効にできます。
無効にすると、そのブランドは支払いのオプションとして表示されなくなります。
一時的に隠したいだけなら、Square POSレジの「その他」>「設定」>「支払い」から機能を非表示にする方法もあります。
寄付や募金の受け取りにQRコード決済は使えますか
寄付と募金には、QRコード決済のほか交通系IC電子マネーとiDは利用できません。
寄付金の受け付けにはクレジットカード決済を使う形になります。
なお寄付金を受け付ける場合、Squareのアカウント開設は法人に限られます。
屋号に「株式会社」を入れて申し込めますか
QRコード決済事業者側の制限により、屋号と店舗名に株式会社や合同会社などの法人格を含めることはできません。
入力した名前はPayPayのお会計画面やお客さま用レシートに表示されるため、お店の看板と同じ呼び名にそろえておくと、お客さまが迷いません。
店舗が複数あるときは、1回の申し込みでまとめられますか
QRコード決済は、申し込み書に書かれた店舗でのみ有効になります。
複数店舗を持つ事業の場合は、店舗ごとに個別の申し込みが必要です。
申し込み状況も店舗ごとに分かれて表示されるので、Square データで1店舗ずつ追う形になります。
QR決済事業者のキャンペーンには参加できますか
QRコード決済事業者は、対象になる店舗をキャンペーンへ自動的に登録します。
対象かどうかは、各事業者のキャンペーンサイトで参加資格を見るか、加盟店IDを用意して事業者に直接問い合わせると確かめられます。
加盟店IDは、Square データの店舗詳細ページで「QRコード(対面決済)」からブランドごとに表示できます。
まとめ:Square(スクエア)のQRコード決済は7ブランドまとめて一律3.25%で始められる
SquareのQRコード決済は
主要7ブランドに1回の申し込みでまとめて対応でき、手数料は一律3.25%だけです。
- 対応ブランドはPayPay・楽天ペイ・d払い・au PAY・メルペイ・WeChat Pay・Alipay+の7つ
- 手数料はブランドを問わず3.25%、月額固定費と長期契約はなし
- 申し込みはSquare データから1回、審査は通常で最長30日
- レジでの操作は金額入力、読み取り、承認済みの確認の3ステップ
- 売上はカードと同じく最短翌営業日に入金、振込手数料は無料
決済端末を持っていなくても、手持ちのスマホにSquare POSレジアプリを入れるだけで受け付けを始められます。
お客さまに金額を打ち込んでもらう手間もないので、レジのやり取りは今より短くなります。
あとは審査の30日を見込んで、使いたい日の1か月前までに申し込み書を出しておくだけです。

